30~40年前は居酒屋といえば男の溜まり場で、女性はあまり見かけなかった記憶がある。居酒屋に酎ハイや女性向けの飲み物、食事が揃えられるようになって女性も好んで行くようになってきた。なんでもそうだが、最初は男性向けにモノが作られる傾向にある。それは提供する人間が大体男だから、そういう考えになるのではないか。男向けに出した商品が売れる、成功すると途端に女性向けも考える流れとなる。最近では・・、というかもうここ十数年はまず女性向けの商品やサービスを展開する傾向にある。女性向けの方がメディアにも取り上げられやすいし、まずは女性向けに流行を発信する傾向があるといえる。
古い下町の路地裏や横丁の、いかにもオヤジやおっさんしか入らないような店にも女性の姿が見られるようになってきた。ひとつのオシャレ感覚もあるだろう。他人とは違う生き方、見られ方を望む女性が多いように思われる。最初は単なる好奇心で店に訪れたとしても居心地の良さに通いつめてしまうという意見も聞かれる。とにかく女性に媚びるお店ではなく、そのお店が持つ独特の雰囲気や質感に惹かれてしまうのだろう。
最近とは言っても、やはりここ数十年の間に居酒屋チェーン店が広く全国に展開してきて、価格面でもサービス面でも来店客のニーズに応えてきた。特にあまりお金のない学生に取って居酒屋は、無くてはならないものである。飲み放題で何品かの食事をつけても2,000円程度で済んでしまうのであれば、それはサークルやコンパなどで頻繁に付き合いの多い貧乏学生にとっては大助かりと言えよう。居酒屋は、今の日本には無くてはならない存在となっている。
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